江東大会 元加賀A 2回戦

対 東陽フェニックス戦(夢の島少年野球場2面、12:00試合開始)

4-2 で勝利しました。

 

奇しくも、夢の島の2面は昨年の江東大会2回戦を戦ったグラウンド。

しかもサドンで逆転勝利した、という非常に験のいい場所です。

 

元加賀後攻で始まった1回表

今日の先発は6年のリュウ。マウンドに立っている様子からも並々ならぬ気迫が伝わってきます。

先頭打者をファールフライで打ち取ると、続く2番打者を三振、3番打者をサードゴロでしとめ三者凡退。

素晴らしい立ち上がりです。

 

1回裏元加賀の攻撃。

いきなり先頭打者5年のユウキが左中間を貫く二塁打を放ち、続く6年キョウの内野安打でノーアウト、ランナー1、3塁のチャンス。

しかし、3番がセカンドゴロで打ち取られ、続く4番がショートゴロ、ファーストへの送球を見て、ユウキが果敢にホームを狙いにいくもファーストからホームへの送球が一歩速く、残念ながらアウト。6-3-2のダブルプレーでチェンジとなりました。やはり高学年の試合。ユウキの足をもってしても、なかなかホームは踏ませてもらえません。

 

2回表

相手の4番打者をショートゴロに打ち取ったものの、5番打者にフォアボールをゆるし、続く6番をフィルダースチョイスで進塁させてしまいました。7番打者はピッチャーゴロでしとめたものの、ツーアウトランナー2、3塁のピンチ。でもこんなピンチでも今日のリュウは冷静でした。8番打者をピッチャーゴロで抑え、2者残塁の無得点でこの回の守備を終えました。

 

2回裏3回表は元加賀、東陽フェニックス共に三者凡退。

特筆すべきは3回表の3アウト目のセンター、キョウのスーパープレイ!

右中間を抜けてしまうかと思われた大きな当たりを、チーム1の韋駄天男キョウが追いつきパシッとキャッチ!

監督やコーチも大絶賛!応援のお母さんたちも「キョウ~!!!!素敵~!!!」と目がハートでした(笑)


スーパープレイで弾みがついた3回裏でしたが、得点圏までランナーを進めるも、今一歩攻めきれずまた無得点で終了。攻めているのに、点をとれない・・・。こういう場面では集中力がキレたときがこわいんだよ・・・そんな話をしていた4回表

打者3番からスタートの初球――

痛烈なレフトオーバーが炸裂。無情にもレフト線を転がり続け、必死に追うもなかなか追いつけません。

やっとのことで追いつき、中継へと繋ぎましたが、時既に遅くフェニックスに先制点を挙げられてしまいました。

ここからガタガタと崩れたらどうしよう・・・と不安でしたが、今日のこどもたちは違いました。

続く、4番・5番・6番を打たせて捕り相手の勢いを抑えこみます。この3アウト、なんと全部セカンドゴロ!セカンドで鉄壁の守備をみせてくれたのは4年生のダイ。印象的だったのが、1アウト目。捕球したダイは、1塁で送球を待つユウキにさっと手を挙げ、自らファーストを踏みに行きました。

ユウキの「俺にも活躍させろよ~」というような笑いと、ダイの「たまにはこういうのもいいでしょ!」とでも言いたげないたずらっぽい笑顔が、先ほどの失点で沈みかけていたチームに明るさを取り戻してくれました。

 

4回裏追いつきたいところも無得点で終わり、迎えた5回表

7番打者、9番打者に続けざまにセンターオーバーを喰らい、追加点を許してしまいました。1番打者にフォアボールを出したところで、キャッチャーの6年ケイがタイムをとり、マウンドのリュウのところに内野陣全員集合。

この絶妙なタイムと声がけはピッチャーのリュウに落ち着きを取り戻し、2番打者を三振に、3番をショートフライ

に沈めました。このショートフライも難しいところを上手にさばいたのは6年のカツキ。同級生の必死のピッチングに応えます。

 

5回裏。試合も後半に差し掛かり、どうしても追いつきたい、せめて1点でも返したい場面。

先頭打者は4年のタイヨウ。打ち上げたかな?と思った打球がライト横の絶妙な位置に落ち、出塁。

2打席連続でいい当たりを出している1番打者ユウキに打順が戻り、チームの期待が高まります。

ボールカウントのあとの2球目をユウキのバットが捕らえたものの、セカンドゴロか・・・?と思った瞬間、相手のセカンドが失策。ボールは外野まで転がり、その間にタイヨウは一気に走りぬけ元加賀反撃の1点目を奪取。

1アウト、ランナー3塁。2番打者キョウのスクイズにより、ユウキが戻り2点目を追加。この回2点を返し、試合を振り出しに戻します。

 

引き続きリュウの好投とそれを支える固い守備により6回表を三者凡退で終え、波に乗る元加賀。

6回裏に珍事発生!

1アウトで打順は5番のパワーヒッター・リュウ。期待通り、センターオーバーのどでかい当たりを放ち、これはツーベースは絶対いただきでしょう!と誰もが思った時のことでした。

1塁を回って2塁へと向かうリュウが突然ピタリと止まり、なぜか1塁へ帰ってきたのです。「え?なぜ??」とベンチは騒然。よくよく聞くと、1塁ベースを踏み忘れたことに、2塁に行く途中で気づき、踏みなおしにきたのだそうで(笑)本来、ベースを踏み忘れるということは、あってはいけないことですが、それを思い出して戻ってきたリュウの冷静さやヨシです。

この一打で、ここまで投げてきたフェニックスのエースがマウンドを降り、2番手投手と替わりました。

最初に相見えたのはカツキ。カウント2-2で迎えた5球目、うまくライトへ運び、ランナー1・2塁に。

動揺した相手バッテリーのパスボールを見て、リュウとカツキが進塁し、5年のコウシロウがフォアボールで出塁し満塁、8番タイヨウもフォアボールで押し出し。ついに逆転です。

なおも満塁で打者は9番ダイ。やる男だとは思っていましたが、見逃しのストライクのあとの2球目をセンター前に運び4点目。4年生大活躍です。

 

3人残塁で6回裏を終了し、いよいよ最終回

内野のエラーにひやっとする場面もありましたが、ライトのタイヨウの的確なカバーと送球により得点圏にランナーを進めさせることなくゲームセットとなりました。

 

今回の試合、好投し最後までキレずに落ち着いて投げぬいたリュウが一番の殊勲賞であることは間違いないですが、4打席立ち出塁率100%のユウキ、ミラクルキャッチをみせてくれたキョウ、残念ながらヒットにならないまでもいいスイングでチームを鼓舞したリク、チームの戦況を見極めつつ声がけやタイムなどの判断をしたケイ、なぜかサードとショートによく転がってきたボールをノーミスでさばいたコウシロウとカツキ、そしてココぞの場面で打ってくれた4年生のダイとタイヨウ、そしてランナーコーチやボール磨き、応援とキビキビと動いてくれたベンチのみんな、まさに全員の力でもぎ取った勝利でした。

 

来週は深川ジャイアンツさんと夢の島6面にて3回戦を戦うこととなりました。試合開始は8:00です。

今日みたいな試合ができるキミたちなら絶対大丈夫!

父も母もまた今日以上に応援頑張ります!ノブさんの耳をつぶさない程度に・・・(汗)